やはり、オダギリジョーと仲間由紀恵は演技力が高いなあと、改めて実感しました。
その脇を固める俳優人も良く見る顔ぶれで安心感があり、最後まで飽きずに見ることができました。
この映画を見て感じたことは、心と身体はやはり表裏一体であるなということです。
と言いますのは、技の強さだけに邁進して来た者はやはり最後の部分では弱く、また、心根が優しいだけでも大切なものは守れない。
やはり強さとは身体の強さを超えたところで成り立つ心の強さでないと、真の強さたり得ない。
確かになと思うのは、強さの無い優しさは弱者の逃げ口上でしかないという点であり、やはり肉体の強さは必要だということをまざまざと見せつけられる。
映画のラストで朧(仲間由紀恵)が己の眼を潰すのですが、これこそ本当の強さなのだろうと思います。
そのちょっと前のシーンで、とてつもない技の強さを誇るにも拘らずおぼろに刺される弦之介(オダギリジョー)もまた肉体の強さを超えた強さを身につけた者だったと言えると思います。
必ずしも暴力を容認する訳ではないのですが、あまりに暴力を否定する世の中を作り上げてしまっては、一部の心の無い暴力で支配しようとする者の思い通りになってしまう可能性だって充分にあり得ると思います。
かと言ってその防衛策という考え方もおかしいのですが、肉体の鍛錬をする者は心の鍛錬を怠らないようにすることであったり、精神論を唱える者も肉体を鍛えたりして、常にバランスを取っていくことが必要だと私は思います。

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